壱岐牛を育む、壱岐ならではの光景です。
『壱岐牛は、海のミネラル分を含んだ餌を食べて、大自然の恵みを受けスクスクと育ちます。』
壱岐牛の宣伝文句には、海のミネラル、大自然の恵み、みたいな言葉がつきものです。
では、海のミネラル分を含んだ餌ってどんな餌でしょうか?
この写真は、先日稲刈りの手伝いに行った時の写真です。
遠くに海が見えます。
海辺で生活している方はよくわかると思いますが、海辺に住むと、風向きによって潮風が吹いて、なんとなくベランダに干してる洗濯物とかも塩っぽい。
壱岐は周囲をぐるりと海岸線に囲まれている地形なので、壱岐の田んぼの多くはこの潮風をたっぷり受ける場所にあります。
そこで、苗を植え、夏の間にグングン育ち、秋に稲刈りするまで、たっぷりの潮風を受けて育つんです。
これが、海のミネラルをたっぷり含んだ餌です。
実は、壱岐は長崎きっての米どころで、小さい島の中に長崎県内で2番目の平野面積を誇る深江田原という平野があり、 気候も温暖で、地下水も豊富なので、昔から米の生産が盛んに行われています。
壱岐牛が美味しくなるのは、牛を美味しくする餌がいいからなんです。
しかも、こんな海っぺりで牛が飼われています。
海のミネラル分は、餌からだけとれるわけではありません。
壱岐の子牛は、こんな海っぺりで飼われることも多く、ミネラル分が豊富!!
もう豊富すぎ!!っていうぐらいミネラル豊富な牧草を食べて育ちます。
壱岐は昔から子牛の産地として有名ですが、こんなところで生まれ育った子牛が、肉質のいい成牛に育たないわけがありません。
海の恵み、太陽の恵み、大地の恵みをたっぷり受けて、壱岐では牛も農作物も人間もスクスク育ちます。
昔から変わらない、壱岐の田園風景。壱岐の子供はこんな風に遊びます。
昔から変わらない壱岐ならではの風景です。
壱岐の農家は、この時期稲ロールを作ったり、近所の稲刈りの手伝いに行ったり大忙し。
のどかに見える田園風景ですが、
秋は壱岐の農家にとって一年で一番忙しい季節です。