長男の農大通信~牛の削蹄見学

今日は牛の削蹄の見学をしました。

今日は長男から農大で牛の削蹄の見学をしたという写真が、ラインでたくさん届いたので、長男の農大通信~牛の策定見学について~です。


農大で、牛の削蹄の見学をしました。
牛の削蹄は、ちょっと危険な作業です。

牛って、爪が伸びるんです。
自然の状態だったら、歩く度に自然と削られて削蹄する必要は無いのですが、 牛が、牛舎などであまり歩き回らない状態で飼われている場合には、自然に爪が削れることがないため、長く伸びすぎてしまい、定期的に削蹄の必要があります。

牛は1か月に約6ミづつ爪が伸びるそうです。
伸びた爪では歩きにくいですし、ストレスの原因になり、怪我もしやすくなります。蹄の病気にもかかりやすくなります。

なので、半年に1度ぐらいの頻度で牛の蹄の削蹄をします。

これが牛の蹄。馬と違い二本指があります。

世の中には『 牛削蹄師 』という仕事もあるんですよ~

認定牛削蹄師の資格 なんていうのもあります。
牛の爪を切る専門のお仕事です。

でも、牛の爪って年に2回は切らなくてはいけないし、何百頭も牛を飼っている大きな牧場だったら、削蹄師の人に削蹄を頼むことも多いと思うので、これからも需要が無くならない仕事だと思います。

重労働ですが、牛の健康を保つためにも大切なお仕事です。

牛の削蹄の様子

削蹄はとても危険なので、農大では牛の身体をしっかりと固定してから見学を行いました。これだったら蹴られる心配はなさそうです。

牛の削蹄はこんな感じで体を固定してから行います。
ちょっとかわいそうですが、牛も暴れないようにしっかり固定します。
前足を持ち上げてみたところ。
蹄が固い場合は、ガスバーナーであぶって柔らかくします。

蹄が固くて切りにくい時は、ガスバーナーであぶると柔らかくなります。
固い蹄が熱によって柔らかくなるのです。
でも、もちろんあぶり過ぎは禁物。
適度にあぶって削りやすくします。

見学では、先生が実演して見せてくれてポイントを解説してくれます。
長男が動画も送ってくれたので、YouTubeにupしました。

あまり見る事のない貴重な牛の削蹄の様子。

牛の大きいからだはとても大きくて重たいので、重心が偏らず、蹄全体で牛の体重を支えることが出来るようにバランスを見ながら削っていきます。

熟練の技術であざやかな手つきです。
↓↓牛の削蹄の様子の動画

牛の削蹄の様子。農大では削蹄も習います。