壱岐牛の肥育日記~月1度の床替え

こやま牧場では、牛舎を清潔に保つため月に一度、床替えをしています。

牛舎の床の土を月に一度入れ替えしています。

こやま牧場では、牛舎を清潔に保つために、月に一度床替えをしています。
床替えはまず、牛を移動させておいて、ローダーで溜まった堆肥を取り除くことから始まります。
端の方はローダーで取れないので、手作業で取り除くので、床替え作業はかなりな重労働です。

床が見えて綺麗になってきました。
完全にきれいになったら新しいおがくずを入れます。

牛にとって大きなストレスとなるのは糞尿まみれの不快な床。
できるだけ牛にストレスを感じない環境で育つということが、おいしい牛肉を作る上でとても大切です。
牛を牛舎に詰め込みすぎないゆったりとした環境で、出来るだけ清潔に保つことが病気を防ぐうえでも大切なので、床替えは肥育農家にとって重要な作業なのです。

綺麗になったおがくずの上に成菌剤を散布します。

新しく入れ替えたおがくずの上に、 成菌剤を散布します。
成菌剤を入れることで、脱臭効果と堆肥の発酵促進効果があります。

綺麗になったおがくずの上でくつろぐ牛

床替えが終わった牛舎は、牛も気持ちよさそうで、くつろいで寝転がっています。
牛にリラックスしてもらう環境を整えることが、肉質を美味しくする上で一番重要です。床替えは重労働で大変な作業ですが、牛に快適に生活してもらう上で欠かせない作業です。

あっちでもこっちでも牛が気持ちよさそうに寝転がってます。

牛はストレスに弱くて、繊細です。
日に二度の食事を決まった時間にきちんと与えること。
気持ちよく寝転んでリラックスできること。
ストレスのない環境で育つ牛は、食欲も良く、どんどん大きくなって、肉質のいい成牛に育ちます。

サラサラのおがくずの上でお昼寝している牛。リラックスしている証拠です。

牛舎に敷いていたおがくずは、そのまま堆肥として農作物を育てるために使われます。
牛舎に敷いていたおがくずは、発酵させると質の良い土を作る材料になります。
堆肥は半年たつと発酵してサラサラの堆肥に生まれ変わり、質の良い堆肥になります。
こうしてできた堆肥は、野菜農家や家庭菜園などで美味しい野菜を作る肥料としても使われています。
牛の糞尿は資源としても上手にリサイクルしているのです。

壱岐では今でも昔ながらの自然の摂理にかなった、 自然の生態系に近い状態の中で畜産と農業・人の活動をリンクさせて、ある一定の地域内で循環していく循環型農業がなりたっています。

牛が食べている藁も壱岐産のものがほとんどです。
壱岐の農家に頼んで分けてもらっています。

昔ながらの自然の摂理にかなった循環型農業はとてもエコで環境に優しいのです。

循環型農業がなりたっている壱岐では、農作物も牛もスクスク育ちます。

月に一度の床替えの様子