牛舎の中の牛を引っ越しさせる

牛舎の中の牛は、時々引っ越しさせます。

牛舎の中では、西日が当たりやすい部屋の区切りだったり、
車道に近い部屋の区切りだったり、場所によって若干の当たりはずれがあります。

日陰で涼しくて、車道に遠い『当たり』の部屋の区切りがあるのですが、そこの部屋は、出来るだけ出荷前の牛に割り当て、牛の状態をベストの状態にしてから出荷するようにしています。

牛は、出荷するまで出来るだけ太く太らせてから出荷するのですが、それは、牛にとっても少し不健康なことなのです。

そのため、出荷前の牛は肥満状態になっているので健康状態も悪くなりがちです。

牛が出荷前に突然、心不全などで死んでしまったら、それまでの肥育にかかった料金や、子牛を買った時にかかったお金も無駄になってしまうので、出荷前は特に神経を使います。

そのため、出来るだけよい環境の部屋で育てたいので、牛舎の中でも道から離れていて静かに過ごせる、西日が当たらず涼しい部屋に移動させるのです。

牛をスムーズに移動させれるように、 牛舎のつくりは真ん中の仕切りが可動式になっています。

こんな感じです↓↓

牛舎の仕切りは可動式になっていて、牛の移動がスムーズにできます。

牛舎の中で牛を移動させるのは、牛にとってもとても負担になるので出来るだけしたくないのですが、出荷前に一度は移動させます。

牛舎の柵が稼働式なので、床の掃除や、牛の移動などがスムーズにできます。

このように、牛舎には牛をより美味しく育てるためのしくみがいろいろあります。

牛舎の仕組み、壱岐牛定量出荷の為に